高度なiPhoneハッキングツールキット「Coruna」、米国政府との関連が示唆され、サイバー犯罪者に悪用される
「Coruna」と呼ばれる高度なiPhoneハッキングツールキットが発見されました。このツールキットは23個の異なるiOS脆弱性を悪用しており、元々は米国政府によって開発されたものと推測されていますが、現在漏洩し、敵対者とサイバー犯罪グループの両方に利用されています。
強力なiPhoneハッキングツールキット「**Coruna**」に関する報告が浮上しており、**iOS**デバイスのセキュリティと、政府開発のサイバー兵器の漏洩による潜在的な影響について深刻な懸念を引き起こしています。
### Coruna:ツールキットの詳細な分析
**Google**のセキュリティ研究者たちは、**Coruna**を詳細に説明したレポートを公開しました。このツールキットは、すべてのiPhoneセキュリティ対策を回避できる5つの完全なハッキング技術を採用しています。悪用コードを含むウェブサイトを訪問するだけで、デバイスにマルウェアを静かにインストールします。このツールキットはiOSの合計23個の異なる脆弱性を悪用しており、高度で資金力のある開発チームの存在を示唆しています。
### 米国政府の起源か?
**iVerify**の共同創設者であるRocky Cole氏によると、ツールキットのコードは、当初英語話者によって書かれ、開発に数百万ドルを要したことを示唆しています。Cole氏は**WIRED**に対し、「これは非常に高度で、開発に数百万ドルを要し、米国政府に公に帰属している他のモジュールと共通の特徴を持っています。これは、コードが私たちに伝えていることから、米国政府のツールが制御不能になり、敵対者とサイバー犯罪グループの両方に利用されている最初の例です。」と述べています。
### L3Harrisとの関連
**TechCrunch**は、**Coruna**が米国起源である可能性が高いと報じており、政府請負業者である**L3Harris**の元従業員2名が、同社のハッキングおよび監視技術部門であるTrenchantが少なくとも部分的に開発したと主張しています。匿名で語ったこれらの従業員は、同社のiPhoneハッキングツールについて直接的な知識を持っていました。
### 漏洩と悪用
**L3Harris**のTrenchant部門の従業員がこのツールキットをロシア政府に売却し、それが現在さまざまな攻撃者によって悪用されている原因であるという推測があります。この事件は、高度なサイバー兵器の開発と取り扱いに関連する重大なリスク、特にそれが悪人の手に渡る可能性を浮き彫りにしています。