ザンビア、デジタル自由に関する懸念からRightsConを中止
主要なデジタル人権イベントである「RightsCon」カンファレンスが、ルサカでの開催予定日わずか数日前にザンビア政府によって突然中止されました。政府は、カンファレンスのデジタル自由に関するテーマと参加者のセキュリティクリアランスの不備を理由に挙げ、同国における表現の自由への懸念を高めています。
### デジタル自由への懸念からザンビアでRightsConが中止
「RightsCon」の主催団体である**Access Now**は、5月5日にザンビアのルサカで開幕予定だったイベントの中止を発表しました。この決定は、ザンビア政府がカンファレンスのデジタル自由に関するテーマに懸念を表明した後に下されました。
**Access Now**は発表で「重い心で共有します:RightsConはザンビアでもオンラインでも開催されません」と述べています。この中止により、移動中または既にザンビアに到着していた数千人の代表者が予期せぬ混乱に直面しました。
### 政府の正当化と国際的な反応
ザンビアの技術・科学大臣は、セキュリティクリアランスの不備とカンファレンスの「対話」に関する懸念を理由に、中止を示唆しました。フェリックス・ムタティ大臣は、準備プロセスを国家の手続きと整合させるために追加の時間が必要だと述べました。
政府はイベントは延期されただけだと主張していますが、人権コミュニティ内の財政的制約を考慮すると、再スケジュールできる可能性は不確かです。「RightsCon」は通常、150カ国以上から5,000人以上の人権擁護者や学者が参加します。
情報・メディア担当長官のタボ・カワナは、中止は「議論のために提案された主要なテーマに関する包括的な開示の必要性によって必要とされた」と述べました。
表現の自由を擁護する団体である**ARTICLE 19**は、外国政府からの圧力がザンビアの決定に影響を与えた可能性を示唆しました。中国政府が資金提供した会場で、中国に対して発言する可能性のある台湾の代表者の存在が要因となった可能性があるとの報道もあります。イベントが開催される予定だった**Mulungushi International Conference Center**は、中国から3,000万ドルの助成金を受けていました。
### ザンビアにおける表現の自由への懸念
ザンビア政府は、表現の自由に対する姿勢について批判を受けています。昨年、人権擁護者らが言論の自由を制限し、政府による監視を可能にすると主張する法律が制定されました。**Freedom House**はザンビアを「一部自由」と評価し、オンラインでの発言で批判者が投獄された事例を指摘しています。
元国連特別報告者のデビッド・ケイ氏は、この中止を「市民社会に対する深刻な攻撃」と非難しました。

